小学校においては、平成23年度から新しい学習指導要領が完全実施となり、次年度からは順次中学校、高等学校等において完全実施となる。学校現場ではその理念の実現に向けた様々な取組が実践されている。特に、今回の改訂により、各教科の指導に当たっては、情報手段を適切かつ主体的、積極的に活用し、学習活動の充実を図ることが示された。また、教員のICT活用によるわかりやすい授業や校務の情報化、児童生徒のICT活用による情報活用能力の育成を図ることも記述された。
丹波市では、昭和58年から氷上情報教育研究会を中心に、情報教育の推進に取り組み、実践を積み重ねてきた。特に丹波市では、ICTが前面に出る授業ではなく、ICTを効果的に活用することを通して、子どもたちはどのように変わったのか。教師は、どんな学力を子どもたちに保障したのか。常に子どもたちの学びに焦点に当てた情報教育の取組を行ってきた。近年では、各教科に示された情報活用能力を身に付けさせるための授業デザインのあり方を考えるとともに、ICTを活用した「わかる・できる・のびる授業づくり」や情報モラル教育に積極的に取り組んでいる。
また、丹波市教育振興基本計画「たんばの教育元気プラン」において、教育の情報化に関する施策の推進を明記し、ICT環境の整備はもちろん、効果的な活用に向けて市全体で取組を推進している。
丹波の地において開催する第37回全国大会は、小学校学習指導要領の完全実施を受け、「“わかる・できる・のびる”学びを保障する授業の創造」―授業にさりげなく活躍するICT活用―を大会主題に、ICTを活用した確かな学力の確立に向けた授業のあり方、情報活用能力をはぐくむ教育の実現に向けて開催する。
丹波の地に集った参加者同士が語り合い、伝え合うことを通して、我々教師は今何をすべきなのか、何が求められているのか等を明確にするとともに、指導力の向上のために明日からできる具体的な手だてを明らかにする機会としたい。